●【案内】子ども支援専門職の力を育むファシリテーター養成講座
<終了しました>
子どもは、権利の主体であると同時に、周囲に支えられながら育ちゆく存在です。子どもの権利条約ネットワークでは、2002年から2004年まで、子どもの自発的な活動を支えるファシリテーター養成講座を実施しました。その後、「ファシリテーター養成講座はもう実施しないのですか?」「スキルアップのための講座をぜひ実施してほしい」との声をいただきました。そこで、フォローアップ講座を企画いたしました。
子どもをめぐる問題が、複雑化し深刻化するなかで、NGO/NPO、学童保育、児童館、学校、児童養護施設など多くの現場で、子どもの自己肯定観を励ます実践がこれまで以上に求められています。国連子どもの権利委員会の最新情報を知り、現場での悩み・不安・葛藤を語り合うことを通して、あなたの子ども支援実践をふりかえってみませんか。
全体ファシリテーター:安部芳絵(NCRC・早稲田大学文化構想学部非常勤講師)
【日時】
第1日:2010年9月25日(土)14:00-18:30
第2日:2010年9月26日(日)10:00-16:00
第3日:2010年11月20日(土)10:00-16:00
【会場】早稲田大学戸山キャンパス39号館第5会議室
【対象】子どもと関わる現場を有するおとな20名(先着)
※学生・子どもは、事前にご相談ください
※原則として3日間参加できる方、なお同一団体所属の場合に限り交代で参加
してもOKです。
【参加費(資料代込)】 一般15000円、会員12000円
事務所にメールでご連絡の上、事前にお振り込みください。
郵便振替口座:00180-2-750150 子どもの権利条約ネットワーク
お振り込みが終了した時点で、受付完了です。
【お問い合わせ・お申込み】
先着20名、メールでお問い合わせ・お申し込みください。
件名に「ファシリテーター養成講座」と明記のうえこちらからご連絡ください。
【プログラム】
第1回目:9月25日(土)14:00-18:30
目的:
①どのような人が参加しているのかを知ります。
②国連子どもの権利委員会による第3回日本政府の報告審査結果を、子ども支援の現場にどう活かせるかを学びます。
③いま、なぜ、子どもの自己肯定観を励ます実践が求められるのか、そして子どもを支援するファシリテーターに求められる専門性とはどのようなものかを学び、理論・実践・制度を結びつけます。
14:00-15:00 出会いのセッション(趣旨説明・アイスブレーキング)
15:00-16:30 講義1「第3回政府報告書審査を子ども支援の現場に活かす」
講師:平野裕二(NCRC運営委員・ARC代表)
16:45-18:15 講義2「子どもの自己肯定観を励ます、子ども支援者の専門性とそれを支える制度」
講師:喜多明人(NCRC代表・早稲田大学文学学術院教授)
18:15-18:30 第1回目のまとめ
第2回:9月26日(日)10:00-16:00
目的:
①子どもと向き合う現場で、どのような「ゆらぎ」を感じているのかグループごとに語り、聴き合うこ とによって、子ども支援実践をふりかえります。
②午前中の話し合いをもとに、現場の直面する課題、それらを解決する方向性などについて話 し合い、全体で共有します。
③話し合った結果を現場に持ち帰り、実践してみます。
10:00-12:00 アクティビティ1「実践を聴き合う」
13:30-16:00 アクティビティ2「実践のふりかえりと共有」
第3回:11月20日(土)10:00-16:00
目的:
①第2回目の結果を踏まえた実践を通して、気づいたことをグループで話し合います。
②午前中の話し合いをもとに、現場での実践だけでなく、子ども支援のための制度・しくみ、社会 のあり方などについて考えます。
③修了の喜びを分かち合います。
10:00-12:00 アクティビティ3「実践のふりかえりをもう一度ふりかえる」
13:30-15:00 アクティビティ4「子どもにやさしいまちをつくろう」
15:00-16:00 修了式