●【報告】2011年度定期総会
2011年5月8日(日)、早稲田大学にて、「子どもの権利条約ネットワーク2011年度定期総会」が行われました。
はじめに喜多明人代表が挨拶し、東日本大震災によって主に国内で活動するNPOと主に海外で活動するNGOの連携が改めて課題になっているとの認識を示し、復興にあたって子どもの意見の尊重など条約の規定を生かすことの重要性を強調しました。その後、好光紀運営委員が議長に選任され、議事に入りました。とくに今回の総会は、震災の影響などで2月と3月の運営委員会がなく話し合う時間が十分取れなかったので、つづく運営委員会を含めて、参加した会員同士で2010年度のふりかえりと2011年度の構想を交わしました。
まず、荒木悦子事務局長から2011年度活動報告が行われました。会員からは基礎講座について「助成金で報告書ができた。内容も充実していて勉強になる」、出前ワークショップについて「NCRCとして現場をもって子どもに直接触れ合えるのがとてもよかった」、普及啓発リーフレットについて「作成過程は大変だったが完成できて非常によかった。内容もNCRCらしくなっていて広報に活用しやすい」などの意見・感想でした。つづいて中村たづみ会計から2010年度決算報告が行われました。普及啓発リーフレットの印刷費がかかったが黒字を維持できたと説明されました。その後、決算報告の誤記を訂正のうえ、両報告をそれぞれ承認しました。
次に菅源太郎事務局次長より、2011年度活動方針案と予算案が提案されました。会員からはフォーラムについて「呼びかけ団体であるNCRCとしてどう関与するのか、相手団体の主体性や特質を考慮しながら慎重に検討すべき」、設立20周年について「ささやかでよいからニュースレター特集やイベントをしてはどうか」などの意見・感想でした。その後、予算案の誤記を訂正のうえ、両案をそれぞれ承認しました。
最後に、2011年度役員案について喜多明人代表から運営委員を1名追加する提案がありました。会員からは「担い手が近年固定化しているので、新たな運営委員を増やすことを意識する必要がある」などの意見・感想でした。役員案は提案どおり承認され、2011年度定期総が閉会となりました。