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2011年12月04日

●20年の歩み-写真と年表-

 子どもの権利条約ネットワーク(NCRC)は1991年11月17日に設立し、今日までの20年間、子どもの権利条約(条約)と子どもの権利をめぐる社会の動きとともに役割を果たしてきました。
 設立直後は、条約を日本が批准しておらず、批准にむけた動きに対して声明や代表談話を発表するなど条約関係NPOとして社会的に発言しました。
 94年の条約批准後は、子どもの意見表明・参加や子ども支援にかかわる国内外のNGO/NPOのネットワークづくりに力を注ぎました。NCRCの呼びかけで93年から毎年行っている子どもの権利条約フォーラムは、NPOや自治体との連携をすすめ、条例づくりや子ども参加施策など地域からの子どもの権利実現に寄与しています。国連子どもの権利委員会の傍聴や「子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議」への協力など国際的な取り組みもすすめました。これらの情報はニュースレター『子どもの権利条約』(隔月刊のちに季刊)で広く提供し、すでに105号まで発行しています。
 95年に始めた学習講座は、子どもをめぐる様々な課題を条約の観点から学習・意見交換する機会を提供し、02年から参加型学習を担うファシリテーター養成講座を、06年から条約を基礎から学びなおす基礎講座をつづけています。子ども参加、子どもとおとなのパートナーシップをめざして、毎年5月(こどもの日)イベントの企画をはじめ、「けいじばん?」刊行、チルドレンズ・エクスプレスとの連携など多くの試みを重ねてきました。
 この年表に掲載した一つひとつの活動経験はNCRCの大きな財産になっています。改めてふりかえり、今後の活動に生かします。

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設立前史(1989~91年)
1989年

11月20日 条約国連総会採択

1990年
9月2日 条約発効

9月21日 条約日本政府署名

9月29日~30日 子どものための世界サミット(ニューヨーク)
海部俊樹首相が出席

11月21日 子どもの権利条約の批准と実施を求める集い(カンダパンセ)
準備委員会を設立
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12月14日 中山太郎外相が参議院予算委員会で条約批准の意思表明

1991年
5月5日 第1回準備のつどい「子どもからおとなへ」(明治大学)
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9月29日 第2回準備のつどい「地球社会と子ども-子どものための世界サミット1周年」(明治大学)
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11月17日 設立のつどい(法政大学)
記念講演「子どもの権利条約と子ども・親」永井憲一

11月17日 設立総会(法政大学)
呼びかけや規約を決定 喜多明人代表、菅源太郎事務局長、永井憲一顧問など選出

11月17日 イトーピア浜離宮(港区海岸)に事務所設置

1992年
1月15日 ニュースレター『子どもの権利条約』創刊

3月13日 条約批准承認案閣議決定、国会提出

3月25日 フェルハーレン教授(ベルギー・ゲント州立大学)来日、メンバーと懇談

5月5日 こどもの日のつどい「どうする?こうする!子どもの権利条約」(カンダパンセ)

6月21日 声明「『子どもの権利条約』批准見送りにあたって」発表

11月8日 設立1周年記念イベント「激論!子どもの権利条約」(立正大学)

11月8日 第2回総会(立正大学)
荒牧重人事務局長など選出

11月16日 アダム・ロパトカ教授(元・ポーランド代表)来日、メンバーと懇談

1993年
4月3日 子どもの権利条約批准フォーラム(主婦会館)

5月5日 こどもの日イベント「学校は子どもの権利条約を受け入れますか?」(明治大学)

5月5日 第3回総会(明治大学)

4月22日~6月17日 条約批准承認案の国会審議を傍聴

6月18日 代表談話「子どもの権利条約の批准承認見送りにあたって」発表

8月25日 細川護煕首相が衆議院本会議で条約批准承認案の再提出表明

9月1日 外務省条約担当部局と懇談(衆議院第一議員会館)
条約批准承認案の再提出、法改正、翻訳問題に言及

11月20日~21日 子どもの権利条約フォーラム'93(カンダパンセ)
NCRCなどが呼びかけ、国会議員や外務省を迎えての子ども公聴会を実施

1994年
3月29日 条約批准承認案国会承認

3月29日 代表談話「子ども(児童)の権利条約批准の国会承認を受けて」発表

4月2日 子どもの権利条約実施フォーラム(早稲田奉仕園)

4月22日 条約日本政府批准

5月5日 こどもの日トーク「子どもにとって権利条約ってなんだ?」(代々木公園、カンダパンセ)
若手メンバーによる条約青空授業とシンポジウムの2部構成

5月5日 第4回総会(カンダパンセ)
代表委員制が敷かれ、喜多明人、永井憲一、津田玄児を選出

5月22日 条約国内発効

5月22日 NCRC編『子どもの権利条約-学習の手引-』季刊教育法増刊号(エイデル研究所)刊行

5月22日 ニュースレター合本『子どもの権利条約批准までの足跡-ニュースレター準備号~13号』刊行

7月2日 トーク「子どもたちに権利条約をどう知らせるか」

11月5日~6日 子どもの権利条約フォーラム'94(国立青少年センター)
「子どもアクション広場」で子ども同士の交流が始まる

1995年
1月21日 トーク「子どもの権利条約から見たいじめ問題」(イトーピア浜離宮)佐藤記子、木村高志

3月4日 マルタ・サントス・パイス子どもの権利委員来日

5月5日 こどもの日イベント「子どもが動く」(国立青少年センター)
“動かない子ども”の現状と課題などについて激論

5月5日 第5回総会(国立青少年センター)

6月19日~7月31日
連続学習講座「子どもたちのいま、未来と子どもの権利条約」<全7回>(イトーピア浜離宮)

6月19日 第1回「動き始めた子どもたち-子どもの意見表明と参加」喜多明人

6月26日 第2回「校門で立ち止まる条約-条約と教師・学校」島ノ江一彦

7月3日 第3回「非行に走る子どもたち-条約と少年司法」津田玄児

7月10日 第4回「子どもと親のいい関係を作る-条約と親・家庭」喜多明人

7月17日 第5回「条約の実施をどう監視するか-国連『子どもの権利委員会』の活動」平野裕二

7月24日 第6回「条約は子どもの現状を変えられるか-世界および日本の子どもと条約」荒牧重人

7月31日 第7回「子どもと共に学ぶ条約-条約学習のすすめ」好光紀

11月18日~19日 子どもの権利条約フォーラム'95(国立青少年センター)
全体テーマ「条約によって子どもの権利は進展したか-条約実施状況の検証」

1996年
5月5日 こどもの日イベント「広げよう子どもの輪」(国立青少年センター)
子どもの一般参加を含めて160名を超える参加 「子どもの権利ミニトーク」を提案

5月5日 第6回総会(国立青少年センター)
平野裕二事務局長などを選出

5月30日 子どもの権利委員会第1回政府報告書提出

6月21日~7月26日 子どもの権利条約学習講座'96「いかそう!子どもの権利条約」<全6回>

6月21日 第1回「“いじめ”なんかけっとばせ」(国立青少年センター)保坂展人、平野裕二

6月28日 第2回「子どもからみた学校参加~生徒会活動から~」(早稲田大学)堀内梨江、喜多明人

7月5日 第3回「養護施設の子どもと権利条約~施設の現場から~」(早稲田大学)長谷川重夫、山田由紀子

7月12日 第4回「地域の遊び場づくり~プレーパークの経験から~」(早稲田大学)天野秀昭

7月19日 第5回「子どもの権利は子育てから~子どもと親の権利条約~」(早稲田大学)味岡尚子

7月26日 第6回「子どもの権利条約政府報告書を読む」(早稲田大学)荒牧重人

11月9日~10日 子どもの権利条約フォーラム'96(大阪市)
模擬国連子どもの権利委員会を実施

1997年
2月10日 ニュースレター合本『権利条約の批准で何が変わったのか-ニュースレター14号~29号』刊行

3月1日 トーク「子どもの『性』を考える」(国立青少年センター)佐々木光明、藤井誠二、丸山慶喜

4月   子ども同士の意見・情報交換の場として「けいじばん?」創刊

4月3日 「児童福祉法改正に関する声明」発表

5月5日 こどもの日イベント「ひろげよう!子ども参加の輪」(国立青少年センター)

5月5日 第7回総会(国立青少年センター)

6月20日 子どもの権利条約フォーラム実行委員会編『検証子どもの権利条約』(日本評論社)刊行

7月25日~98年1月30日 子どもの権利条約学習講座「子どもの意見表明・参加」<全4回>

7月25日 第1回講座「“チャイムのない”学校づくり」(川崎市国際交流センター)和田真也

7月29日~30日 参議院50周年記念「子ども国会」

9月19日 第2回講座「子ども国会から子どもの社会参加を考える」(千代田区立神保町区民館)橋本雅史、肥田美代子

10月18日 第3回講座「親子でつくる『キャンプ』」土屋恵子、土屋敦

11月2日~3日 子どもの権利条約フォーラム'97in神奈川(川崎市)

1998年
1月30日 第4回講座「中野区の教育行政区民参加条例をめぐって」(中野区勤労福祉会館)横山俊

5月10日 第8回総会(国立青少年センター)
あり方検討小委員会を設置 荒牧重人事務局長など選出

5月10日 5月イベント「“キレる”子どもと子どもの権利条約-子どもの人権バッシングに応える」(国立青少年センター)

5月27日~28日 子どもの権利委員会第1回政府報告書審査傍聴(ジュネーブ)

6月12日~7月17日 子どもの権利条約学習講座第1期「子どもの“いま”と条約をつなぐ」<全6回>(イトーピア浜離宮)

6月12日 第1回「日本の子どもをめぐる現状-日本政府報告審査と権利条約-」平野裕二

6月19日 第2回「少年事件と子どもの権利-少年法の意義を考える-」坪井節子

6月26日 第3回「いじめ、体罰、その時親は?~子どもと親の権利条約」味岡尚子

7月3日 第4回「学校参加と権利条約-所沢高校からのメッセージ」津田玄児

7月10日 第5回「教育改革と子どもの権利条約~教育っていったい何?」佐藤治

7月17日 第6回「子どもの権利条約を活かす」喜多明人

10月3日~11月6日 子どもの権利条約学習講座第2期「日本に対する国連子どもの権利委員会の総括所見を生かす」<全6回>

10月3日 第1回「子どもの権利擁護・救済のしくみを考える-各地ですすむ子どもの権利条例-」(国立青少年センター)小宮山健治、平山英夫、吉永省三

10月8日 第2回「学校における暴力」(早稲田大学)亀田時子

10月15日 第3回「セクシャル・ライツを考える」(早稲田大学)安部芳絵

10月22日 第4回「障害をもつ人の統合教育について」(早稲田大学)殿岡翼

10月29日 第5回「子どもの権利条約ワークショップ」(早稲田大学)早稲田大学大学院喜多ゼミナール

11月6日 第6回「休息・余暇権の保障を考える」(早稲田大学)喜多明人

11月14日~15日 子どもの権利条約フォーラム'98inふくおか(福岡県春日市)
「子どもの権利条約九州バージョン」公表

11月25日 NCRC編『学習子どもの権利条約』(日本評論社)刊行

1999年
2月13日~3月20日 子どもの権利条約学習講座第3期「子どもの権利条約いまとこれから」<全4回>

2月13日 第1回「学級崩壊の現場から」(国立青少年センター)高橋庄太郎、藤原仁

2月20日 第2回「少年法改正を問う」佐々木光明、平湯真人

3月13日 第3回「子どもの虐待-防止とケアをめざして-」広岡智子

3月20日 第4回「子どもの権利条約-いまとこれから-」(早稲田大学)永井憲一、津田玄児、喜多明人

3月20日 臨時総会(早稲田大学)
一人代表制などの規約改正や細則制定など決定

5月22日 1999年度定期総会(国立青少年センター)
喜多明人代表、永井憲一、津田玄児顧問など選出

5月22日 条約発効5周年記念イベント「子どもどうしが手をつなぐには」(国立青少年センター)
4つの子どもグループが企画運営を担当

7月3日~23日 子どもの権利条約学習講座第1期「子どもと共に創る」<全4回>(国立青少年センター)

7月3日 第1回「条例づくりへの子ども参加」山崎信喜

7月10日 第2回「遊び場、公園づくりを子どもたちの手で」山本克彦

7月16日 第3回「子どもの意見を取り入れた子どもセンターづくり」山本正人

7月23日 第4回「インドの働く子どもと参加の権利」甲斐田万智子

7月26日 条約12条実現のためチルドレンズ・エクスプレス(CE)との交流に関する覚書締結

11月27日~28日 子どもの権利条約フォーラム'99in東京(国立青少年センター)
全体テーマ「子どもの権利実現と国、自治体、NGOのパートナーシップ」

2000年
2月8日~3月14日 子どもの権利条約学習講座第2期「子どもの権利条約の10年とこれから」<全5回>(国立青少年センター)

2月8日 第1回「子ども参加型のまちづくり」今恵里

2月15日 第2回「学校運営と父母・住民・子ども参加~学校評議員制度導入を前に~」喜多明人

2月22日 第3回「虐待を通して考える家族と子ども」辻野恵子

2月29日 第4回「世界ですすむ子ども参加」平野裕二

3月14日 第5回「21世紀に向かって~私たちに、今、何ができるのか」安部芳絵、林大介

5月21日 2000年度定期総会(国立青少年センター)
荒牧重人副代表、藤井幹夫事務局長など選出

5月21日 5月イベント「世界の子どもが手をつなぐには」(国立青少年センター)

5月25日 武力紛争への子どもの関与に関する選択議定書、子どもの売買、子ども売買春および子どもポルノグラフィーに関する選択議定書国連総会採択

6月15日 ニュースレター『子どもの権利条約』誌面刷新(50号)

6月30日~7月28日 子どもの権利条約学習講座第1期入門セミナー<全5回>(国立青少年センター)

6月30日 第1回「子どもの権利条約ってなに? 入門ワークショップ」安部芳絵、林大介

7月7日 第2回「少年犯罪と“ひきこもり”そして子どもの権利」藤井誠二

7月14日 第3回「子ども、関わり、そしてグローバル教育」山西優二

7月21日 第4回「子どもを巡る国際的な動向~性的搾取に関する条約の選択議定書」平野裕二

7月28日 第5回「21世紀を“新子どもの世紀”に~川崎市子どもの権利条例に学ぶ~」喜多明人

7月23日~8月6日 CEと共催で夏季トレーニング2000

9月24日 NCRC企画、CE協力で子どもの権利条約フォーラムプレ企画「メディアと子どもの権利」

11月25日~26日 子どもの権利条約フォーラム2000in群馬(群馬県高崎市)

2001年
2月2日~23日 子どもの権利条約学習講座第2期<全4回>(国立青少年センター)

2月2日 第1回「子どもの性搾取・性虐待をなくすために~横浜国際会議にむけて~」坪井眞規子

2月9日 第2回「条約入門ワークショップ~世界の子どもから学ぶ~」甲斐田万智子

2月15日 第3回「グローバリゼーションで侵害される子どもの権利」大河内秀人

2月23日 第4回「子どもの参加をどう支えるか~地域・学校・市民団体などで実践的な課題を探る~」喜多明人

5月6日 2001年度定期総会(国立青少年センター)
赤池悦子事務局長など選出

5月6日 5月イベント「語ろう、同じフィールドで!!」(国立青少年センター)

6月9日~8月4日 子どもの権利条約学習講座第1期「子どもの声を活かした社会づくり」<全5回>

6月9日 第1回「子どもをサポートするファシリテーター養成ワークショップ」(早稲田大学)山本克彦

6月23日 第2回「10代による国際交流プログラム」(早稲田大学)御子柴明子、平田育子

7月14日 第3回「中高生が運営する児童館~ゆう杉並」(国立青少年センター)浅野純、高校生

7月28日 第4回「みんながひとつの輪になった~川崎市子どもの権利条例作りに参加して」(国立青少年センター)伊藤由佳、渡嘉敷美里ほか

8月4日 第5回「ワーク・ショップ参加をすすめよう!」(早稲田大学)NCRCユースチーム

10月13日 設立10周年記念イベント「21世紀の子ども参加とは!!~子どもとおとなが共に語る~」(国立青少年センター)

11月15日 子どもの権利委員会第2回政府報告書提出

11月24日 子どもの権利条約フォーラム2001inあおもり(青森県青森市)

12月17日~20日 子どもの商業的性的搾取に反対する第2回世界会議(横浜市)
NGOとして参加 子どもと若者の最終アピールなど発表

2002年
2月14日~3月2日 子どもの自主的な参加、諸活動を支えるファシリテーター養成講座<全5回>(国立青少年センター)

2月14日 第1回「子どもの参加をどう支えるか(理論編Ⅰ)」喜多明人、荒牧重人

2月15日 第2回「参加しにくい状況下の子どもをどう支えるか(理論編Ⅱ)」西野博之、赤池悦子

2月19日 第3回「世界の子ども参加の動きや理論に学ぶ(理論編Ⅲ)」森実、平野裕二

2月22日 第4回「子ども参加のための表現方法と役割を学ぶ(実践編Ⅰ)」NCRC横浜会議チーム(熊倉ひろみ、土田朋水ほか)

3月2日 第5回「ファシリテーターをやってみよう!(実践編Ⅱ)」

5月5日~7日 国連子ども特別総会(ニューヨーク)
18歳未満の代表によるチルドレンズ・フォーラムのメッセージ「私たちにふさわしい世界を」発表

5月6日 2002年度定期総会(国立青少年センター)

5月6日 5月イベント「語ろう同じフィールドで!子どもと大人の境界線」(国立青少年センター)

5月17日 第1回セミナー「子どものための約束はどこまで守られたか?-国連子ども特別報告-」(国立青少年センター)平野裕二、安部芳絵

6月22日~23日 子ども合宿「子どもフォーラム2002~子どもの権利を学び・生かすには~」(国立青少年センター)

7月1日 みなとNPOハウス(港区六本木)に事務所移転

7月30日 第2回セミナー「ファンタジーを遊ぶ子どもたち-子どもたちの「夢見る権利」を大切に-」(きゅりあん)宮里和則、森田明美

11月20日 第3回セミナー「モンゴルのストリートチルドレン-草原の風とホーミーにさそわれて-」(みなとNPOハウス)好光紀、平野裕二

12月7日~8日 子どもの権利条約フォーラム2002inちば(千葉市)

2003年
3月1日~30日 子どもの自主的な参加、諸活動を支えるファシリテーター養成講座2003<全5回>

3月1日 第1回理論編Ⅰ「子どもの参加をどう支えるか」喜多明人、「世界の子ども参加の動き」平野裕二

3月2日 第2回理論編Ⅱ「子ども参加の学校づくり」伊藤義明、「いのちの現場から~参加しにくい状況にある子どもたち」西野博之

3月23日 第3回実践編Ⅰ「子ども参加のデザイン」安部芳絵、NCRC横浜会議チーム

3月29日 第4回実践編Ⅱ「ファシリテーターをやってみよう!」

3月30日 第5回まとめ「ふりかえりとまとめ」安部芳絵

5月5日 2003年度定期総会(国立青少年センター)

5月5日 5月イベント「いろんな視点が未来を創る みんなのキモチをトークちゃんぷる」(国立青少年センター)

5月27日~04年3月4日 子どもの権利条約入門セミナー2003<全11回>(みなとNPOハウス)

5月27日 第1回「子どもの権利条約の成立と意義」喜多明人

6月24日 第2回「子どもの権利条約と世界の子どもたち~ユニセフの活動をつうじて~」好光紀

7月29日 第3回「子どもの権利条約と学校」佐藤治

8月6日 鴻池国務大臣の問題発言に対する代表談話を発表

8月19日 第4回「子どもの権利条約と意見表明・参加の権利」内田塔子

9月29日 第5回「子どもの権利条約が置かれている現状と課題~権利条約Q&A~」荒牧重人

10月21日 第6回「子どもの権利条約とセクシュアル・ライツ」安部芳絵

11月25日 第7回「メディアと子どもの権利」平野裕二

12月2日 第8回「少年司法と子どもの権利」佐々木光明

12月6日~7日 子どもの権利条約フォーラム2003inかわにし(兵庫県川西市)

2004年
1月27日 第9回「子どもの権利条約とNPO」林大介

1月28日 子どもの権利委員会第2回政府報告書審査傍聴(ジュネーブ)

2月12日 第10回「子どもの権利条約と子育て」坪井節子

3月4日~4月24日 子どもの自主的な参加、諸活動を支えるファシリテーター養成講座2004<全10回>

3月4日 第11回および第1回講義Ⅰ条約批准10年記念シンポジウム「子どもの権利保障はどこまで進展したか~第2回日本報告審査をうけて~」(みなとNPOハウス)平野裕二、安部芳絵、荒牧重人

3月13日 第2回ワークショップⅠ「子どもの権利条約入門ワークショップ」(国立青少年センター)安部芳絵、飯塚信吾

4月10日 第3回講義Ⅱ「学校における子ども参加をどう支えるか」(みなとNPOハウス)伊藤義明

4月17日 第4回講義Ⅲ「子どものいのちに寄り添う」(早稲田大学)西野博之、第5回講義Ⅳ「自治体における子ども参加支援の現在」喜多明人

4月24日 第6・7回ワークショップⅡ・Ⅲ「子ども参加のデザイン」(早稲田大学)安部芳絵、飯塚信吾

5月5日 2004年度定期総会(国立青少年センター)

5月5日 こどもの日イベント「忘れてませんか?子どもの権利条約」(国立青少年センター)

5月5日 第8回実践「子ども参加支援を体験してみよう!」(国立青少年センター)

5月8日 第9・10回ワークショップⅣ・Ⅴ「ふりかえりとまとめ」(みなとNPOハウス)安部芳絵、飯塚信吾

6月15日~05年3月25日 子どもの権利条約入門セミナー2004<全5回>(みなとNPOハウス)

6月15日 第1回≪講義編≫「子どもの権利条約の基礎知識」荒牧重人

7月16日 第1回≪実践編≫内田塔子、林大介

8月2日 武力紛争への子どもの関与に関する選択議定書日本政府批准

9月17日 第2回≪講義編≫「対テロ戦争の中の子ども達」大河内秀人

10月15日 第2回≪実践編≫内田塔子、林大介

11月9日 第3回≪講義編≫「マイノリティーの子どもたち(仮)」小倉敬子

11月20日~21日 子どもの権利条約フォーラム2004いばらきin取手(茨城県取手市)

12月10日 第3回≪実践編≫内田塔子、林大介

2005年
1月21日 第4回≪講義編≫「少年事件と子どもたち」寺尾絢彦

1月24日 子どもの売買、子ども売買春および子どもポルノグラフィーに関する選択議定書日本政府批准

2月18日 第4回≪実践編≫内田塔子、

3月8日 第5回≪講義編≫「最悪の形態の児童労働-子どもの人身売買」森田明彦

3月25日 第5回≪実践編≫内田塔子、林大介

5月5日 2005年度定期総会(国立青少年センター)
林大介事務局長など選出

5月5日 こどもの日イベント「自分が変われば世界が変わる」(国立青少年センター)

6月30日~7月28日 子どもの権利条約入門セミナー2005「子どもの権利条約ってなに?」<全3回>(みなとNPOハウス)

6月30日 第1回「『子ども』ってなに?」≪ワークショップ≫林大介、長谷部真琴、唐木優衣、内田塔子

7月14日 第2回「『子どもの権利』ってなに?」≪ワークショップ≫林大介、長谷部真琴、唐木優衣、内田塔子

7月28日 第3回「『子どもの権利条約』ってなに?」≪講義≫喜多明人

11月18日 子どもの権利条約入門セミナー2005「子どもと向き合う」<全4回>(みなとNPOハウス)

11月18日 第1回「子ども参加のまちづくり~千葉県佐倉市の「ミニさくら」実践から~」中村桃子

11月25日 第2回「子どもにやさしい自治体施策」荒牧重人

12月2日 第3回「少年非行と向き合う」寺尾絢彦

12月3日~4日 子どもの権利条約フォーラム2005inしが(滋賀県近江八幡市)

12月16日 第4回「学校の子どもの昔と今」宮下聡

2006年
3月11日~4月16日 子ども参加を支援するおとなに求められる「新しい力」をはぐくむファシリテーター養成講座<全10回>(早稲田大学)

3月11日 第1回オリエンテーション 安部芳絵ほか

3月11日 第2回講義1「子ども参加の最前線:世界で進む子ども参加支援と権利基盤型アプローチ」平野裕二

3月12日 第3回講義2「子ども参加の最前線:乳幼児期からの子ども参加」平野裕二、赤池悦子

3月12日 第4回講義3「参加の現場から:子ども参加のまちづくり-埼玉県鶴ヶ島市の実践-」河村治人

3月18日 第5・6回ワークショップ1・2「子ども参加支援のデザイン」安部芳絵ほか

3月19日 第7回講義4「参加の現場から:子ども参加支援の実践と意義-自治体の取り組みを中心に」喜多明人

3月19日 第8回ワークショップ3「子ども参加と聴く力」安部芳絵ほか

4月1日 喜多明人代表宅(目黒区緑が丘)に事務所移転

4月16日 第9・10回ワークショップ4・5「新しい力を身につけるために」安部芳絵

5月14日 2006年度定期総会(早稲田大学)

5月14日 15周年記念イベント「子どもの権利は赤ちゃんから~子育てがラクになるヒント教えます~」(早稲田大学)平野裕二、坪井節子

6月25日 子どもの参加ファシリテーター入門ワークショップ~子どもの活動の支援者の技術・役割・姿勢を考える~(早稲田大学)林大介

7月8日 第1回子どもの権利条約基礎講座(早稲田大学)荒牧重人

7月14日 第2回子どもの権利条約基礎講座(早稲田大学)荒牧重人

7月18日 第3回子どもの権利条約基礎講座(早稲田大学)荒牧重人

11月3日 とことん・アイスブレイク(早稲田大学)林大介、長谷部真琴

11月11日~12日 子どもの権利条約フォーラム2006inくまもと(熊本県熊本市)

12月9日 学習講座「国連・子どもの権利委員会の最新動向報告『意見を聴かれる子どもの権利』(子どもの意見表明・参加)~一般的討議(2006.9.15)勧告を中心に~」(早稲田大学)平野裕二

2007年
5月13日 2007年度定期総会(早稲田大学)
赤池悦子事務局長など選出

5月13日 5月イベント「しつけ?それとも体罰?~問われる子どもとの向き合い方~」(早稲田大学)平野裕二、喜多明人、荒牧重人

7月14日 第1回子どもの権利条約基礎講座(早稲田大学)荒牧重人

7月20日 第2回子どもの権利条約基礎講座(早稲田大学)荒牧重人

9月21日 第1回出前ワークショップ(港区立朝日児童館)

10月27日 子ども参加ファシリテーター入門ワークショップ2007(早稲田大学)林大介、長谷部真琴

11月17日~18日 子どもの権利条約フォーラム2007inながの(長野県諏訪市)

2008年
1月23日 第2回出前ワークショップ(港区立新橋児童館)

2月28日 学習会「少年法改正が意味すること」(早稲田大学)佐々木光明

3月28日 第3回出前ワークショップ(港区立朝日児童館)

4月22日 子どもの権利委員会第3回政府報告書提出

5月11日 2008年度定期総会(早稲田大学)

5月11日 5月イベント「子どもにふさわしい世界+5-18歳を迎えた子どもの権利条約とミニミニ・アクションプランづくり&緊急報告!第3回政府報告書をどう読むか-」(早稲田大学)平野裕二、安部芳絵

7月3日 第1回子どもの権利条約基礎講座(早稲田大学)荒牧重人

7月12日 第2回子どもの権利条約基礎講座(早稲田大学)荒牧重人

8月7日 第4回出前ワークショップ(港区立豊岡児童館)

8月13日 第5回出前ワークショップ(港区立高輪児童館)

11月23日~24日 子どもの権利条約フォーラム2008inみえ(三重県津市)

2009年
2月7日 子どもの参加ファシリテーター養成講座(国立青少年センター)林大介、長谷部真琴

3月13日 第6回出前ワークショップ(港区立朝日児童館)

5月17日 2009年度定期総会(早稲田大学)

5月17日 条約採択20周年記念イベント「子どもの権利条約 子どもの20年」(早稲田大学)

7月19日 とことん☆アイスブレイク(早稲田大学)林大介

8月3日 第7回出前ワークショップ「しってる?子どもの権利条約!~わたしは、ぼくは、こんな場所がすき!~」(港区立豊岡児童館)

8月25日 第8回出前ワークショップ「しってる?子どもの権利条約!~わたしは、ぼくは、こんな場所がすき!~」(港区立高輪児童館)

10月30日 「国連子どもの権利委員会に個人が申し立てできる制度を作ろう!キャンペーン」にユニット構成団体として参加

11月10日 第9回出前ワークショップ「しってる?子どもの権利条約!~考えよう、大切なもの~」(港区立高輪児童館)

11月14日~15日 子どもの権利条約フォーラム2009inとやま(富山県富山市)

11月28日 子どもの権利条約基礎講座2009(早稲田大学)荒牧重人

2010年
2月16日 第10回出前ワークショップ「しってる?子どもの権利条約!~ゲームをしながら考えよう、ともだちのこと、じぶんのこと~」(港区立高輪児童館)

5月16日 2010年度定期総会(早稲田大学)

5月16日 5月イベント「知ろう・行動しよう-未来を築くための子どもの権利条約-」(早稲田大学)

5月27日 子どもの権利委員会第3回政府報告書審査傍聴(ジュネーブ)

6月20日 国連子どもの権利委員会審査報告会(早稲田大学)荒牧重人、平野裕二

9月25日 子ども支援専門職の力を育むファシリテーター養成講座(早稲田大学)平野裕二、喜多明人、安部芳絵

9月26日 子ども支援専門職の力を育むファシリテーター養成講座(早稲田大学)安部芳絵

10月16日 第1回子どもの権利条約基礎講座2010(早稲田大学)荒牧重人

10月20日 条約普及啓発リーフレット「子どもの権利条約ってなぁに?」完成(ニュースレター100号記念)

11月13日~14日 子どもの権利条約フォーラム2010inみやぎ(仙台市)

11月20日 子ども支援専門職の力を育むファシリテーター養成講座(早稲田大学)安部芳絵

12月8日 第11回出前ワークショップ(港区立豊岡児童館)

2011年
1月16日 第2回子どもの権利条約基礎講座2010(早稲田大学)荒牧重人

2月15日 第12回出前ワークショップ(港区立高輪児童館)

5月8日 2011年度定期総会(早稲田大学)

5月8日 5月イベント「みんなが知らなかった、地球環境を知る」(早稲田大学)

6月27日 東日本大震災子ども支援ネットワークに賛同

11月12日~13日 子どもの権利条約フォーラム2011in広島(広島市)

12月4日 設立20周年記念イベント、懇親会(早稲田大学)

2011年05月12日

●事務所

〒152-0034
東京都目黒区緑が丘2-6-1

お問い合わせはこちらから送付してください。

東急東横線自由が丘駅徒歩6分
ご来訪の際は事前に電話などでご連絡ください。

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2011年05月08日

●【報告】2011年度定期総会

 2011年5月8日(日)、早稲田大学にて、「子どもの権利条約ネットワーク2011年度定期総会」が行われました。
 はじめに喜多明人代表が挨拶し、東日本大震災によって主に国内で活動するNPOと主に海外で活動するNGOの連携が改めて課題になっているとの認識を示し、復興にあたって子どもの意見の尊重など条約の規定を生かすことの重要性を強調しました。その後、好光紀運営委員が議長に選任され、議事に入りました。とくに今回の総会は、震災の影響などで2月と3月の運営委員会がなく話し合う時間が十分取れなかったので、つづく運営委員会を含めて、参加した会員同士で2010年度のふりかえりと2011年度の構想を交わしました。
 まず、荒木悦子事務局長から2011年度活動報告が行われました。会員からは基礎講座について「助成金で報告書ができた。内容も充実していて勉強になる」、出前ワークショップについて「NCRCとして現場をもって子どもに直接触れ合えるのがとてもよかった」、普及啓発リーフレットについて「作成過程は大変だったが完成できて非常によかった。内容もNCRCらしくなっていて広報に活用しやすい」などの意見・感想でした。つづいて中村たづみ会計から2010年度決算報告が行われました。普及啓発リーフレットの印刷費がかかったが黒字を維持できたと説明されました。その後、決算報告の誤記を訂正のうえ、両報告をそれぞれ承認しました。
 次に菅源太郎事務局次長より、2011年度活動方針案と予算案が提案されました。会員からはフォーラムについて「呼びかけ団体であるNCRCとしてどう関与するのか、相手団体の主体性や特質を考慮しながら慎重に検討すべき」、設立20周年について「ささやかでよいからニュースレター特集やイベントをしてはどうか」などの意見・感想でした。その後、予算案の誤記を訂正のうえ、両案をそれぞれ承認しました。
 最後に、2011年度役員案について喜多明人代表から運営委員を1名追加する提案がありました。会員からは「担い手が近年固定化しているので、新たな運営委員を増やすことを意識する必要がある」などの意見・感想でした。役員案は提案どおり承認され、2011年度定期総が閉会となりました。

2011年度定期総会決定集

2010年05月16日

●【報告】2010年度定期総会

 2010年5月16日(日)、早稲田大学にて、「子どもの権利条約ネットワーク2010年度定期総会」が行われました。
 喜多明人代表が開会の挨拶として、政権交代後の国の変化に触れ、「子どもの権利条約の精神に基づき、国の姿勢が前向きな時だからこそ、『子ども参加』や『市民参加』等の取り組みで飛躍していきたい」と今後の活動の方向についてお話がありました。その後、好光紀運営委員が議長に立候補され、議事に入りました。
 まず、赤池悦子事務局長より、2009年度の活動報告が行われました。「基礎講座が1回しか出来なくて努力不足であったこと」「アイスブレイクの日時設定や広報不足を反省」「フォーラムの行われた富山は条約に根付いた素晴らしい地域だと感じたこと」等の報告がありました。
 続いて中村たづみ会計より、2009年度の決算報告が行われました。また、「監査が済んでいてサインをいただいている」旨、報告がありました。今回余剰金が30万を超える金額が出たことに対しての質問があり、「収入はほぼ予算通りなので、支出が絞られた結果」との答えがありました。その後、好光議長から戸田会計監査から中村会計宛の手紙が読み上げられた後、2009年度の活動報告と決算報告について一括で承認されました。
 次に菅源太郎事務局次長より、2010年度活動方針案と予算案が提案されました。「昨年度の繰越金を活かし、ニュースレター創刊100号を記念して条約普及・啓発のための小冊子を発行すること」「子ども支援指定寄付が増えているので子ども支援の活動を充実していく」などの説明がありました。説明後、2010年度の活動方針案と予算案について一括で承認されました。
 最後に、2010年度役員案について、喜多明人代表から提案がありました。事務局はスリム化し赤池事務局長を菅事務局次長が支えていく体制になること。5名の運営委員の退任があったとの説明がありました。役員案は提案どおり承認され、2010年度定期総会が閉会となりました。

2010年度定期総会決定集

2009年11月13日

●講師・ファシリテーター

 NCRCが紹介・派遣する講師・ファシリテーターをお知らせします。問合せはこちらまでお願いします(必ずしも紹介・派遣を約束するものではないことをあらかじめご了承ください)。

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<氏名(ふりがな)>
喜多明人(きた・あきと)
<所属(肩書)>
早稲田大学教授、子どもの権利条約ネットワーク代表
<講演可能なテーマ>
条約および子どもの権利全般
<経歴>
日本教育法学会理事、日本教育政策学会理事。日本子どもNPOセンター理事、チャイルドライン支援センター理事。川崎市子ども権利条例調査研究委員会座長、目黒区子どもの条例を考える区民会議会長など歴任。各地の子ども条例策定に携わる。
<主な著書>
『子どもとマスターする50の権利学習-イラスト版子どもの権利』(2006年・合同出版・共著)、『子どもにやさしいまちづくり-自治体子ども施策の現在とこれから』(2004年・日本評論社・共編著)

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<氏名(ふりがな)>
荒牧重人(あらまき・しげと)
<所属(肩書)>
山梨学院大学法科大学院教授、子どもの権利条約ネットワーク副代表、子どもの権利条約総合研究所事務局長
<講演可能なテーマ>
条約および子どもの権利全般
<経歴>
「川崎市子どもの権利委員会」委員長、「松本市子どもの権利検討委員会」委員長、「地方自治と子ども施策全国自治体シンポジウム」実行委員長、「子どもの権利条約NGOレポート連絡会議」責任者などを歴任。
<主な著書>
『子どもにやさしいまちづくり-自治体子ども施策の現在とこれから』(2004年・日本評論社・共編著)
『わたしの人権 みんなの人権』全6巻(2004年・ポプラ社・共編著)
『子どもとともに創る学校-子どもの権利条約の風を北海道・十勝から』(2006年・日本評論社・共編著)
『子ども支援の相談・救済-子どもが安心して相談できる仕組みと活動』(2008年・日本評論社・共編著)
『逐条解説 子どもの権利条約』(2009年・日本評論社・共編著)
『子どもの権利-日韓共同研究』(2009年・日本評論社・共編著)
『子どもの権利条約からみた日本の子ども』(2011年・現代人文社・共編著)
『解説 子ども条例』(2012年・三省堂・共編著)ほか

2009年05月17日

●【報告】2009年度定期総会

 2009年5月17日(日)、早稲田大学にて、子どもの権利条約ネットワーク2009年度定期総会が行われました。まず、好光紀運営委員が議長に選任され、議事に入りました。
 最初に、赤池悦子事務局長から2008年度活動報告が行われました。「1.子どもの意見表明・参加を支えるための環境を整えました」の項目では「出前ワークショップがNCRCの活動の柱になってきている」こと。「2.学習・意見交換をすすめました」の項目では「まだまだ活動が足りなかった」こと。「4.国内外のNPO/NGO・国際機関・国・自治体との協力・連携をすすめました」の項目では「特に、(4)の他のNPOとの協働や連携を深める活動を2009年は増やしていきたい」との報告がありました。
 次に、中村たづみ会計から2008年度決算報告が行われました。また、黒岩哲彦監査より「適正な会計であったが、もう少し会費収入を集めた方が良い」とのご意見がありました。2008年度活動報告と2008年度決算および監査報告について一括で提案どおり承認されました。
 次に、菅源太郎事務局次長から2009年度活動方針案と予算案が提案されました。活動方針案は「『子ども同士の交流をすすめる』ことをNCRCが携わっていくべきだと、この文言を挿入した」こと、「例年の活動方針案とは異なり、骨組みをしっかり書いて、具体的な活動内容等は後付していく体裁をとった」こと、「最初の4行で『子ども自身の意見表明・参加の促進』と『子どもとおとなのパートナーシップ』を節目の年に再確認していく」こと、「条約の基礎講座を採択20周年を見据えて増やしていく」ことが強調され、予算案は「ほぼ前年実績ベースである」こと、「会費収入は予算を達成して減少傾向に歯止めを掛けたい」ことなどが説明されました。
 「子ども活動支援費の使い方を確認したい」との質問に対して、「会員限定ではなく子どもの活動に際し積極的に使っていきたい」という説明があり、最終的に2009年度活動方針案と2009年度予算案について一括で提案どおり承認されました。
 最後に、喜多明人代表から挨拶を兼ねて2009年度役員案が提案されました。「90年代と2000年代では活動方針案の議論で活動の質が違ってきたと感じた。90年代は「子ども自身が自分達で動いて」それをNCRCが支援してきた。2000年代は「支援しないと子どもが動かない」。このことに非常に危惧している。新しい年代にどう繋ぐか、子どもの動きをどう考えるか作っていくか、節目のイベントでしっかり振り返りたい」との挨拶があり、役員案は「全員再任で昨年と同じ」と説明されました。2009年度役員案について提案どおり承認され、2009年度定期総会が閉会となりました。

2009年度定期総会決定集

2008年05月11日

●【報告】2008年度定期総会

 2008年5月11日(日)、早稲田大学にて、「子どもの権利条約ネットワーク2008年度定期総会」が行われました。
 喜多明人代表が開会の挨拶として、『1991年に発足してから17年。相変わらず厳しい財務状況だが、子どもの権利条約の定着度を見ると、条約の理念が伝わりにくい世の中になってきたと思う。来年2009年は1989年に条約が採択されてから20周年の記念すべき年。なかなか社会にアピール出来ない中で、この20周年はアピールになるので、NCRCもその力量にあわせて、来年の2009年に向けて今年は準備の年と位置づけていきたい』と今後の活動の方向について話がありました。その後、好光紀運営委員が議長に指名され、議事に入りました。
 まず、天野隆事務局次長より、2007年度の活動報告が行われました。
 次に、中村たづみ会計より、2007年度の決算報告が行われました。また、『監査が済んでいて会計監査の両名からサインをいただいている』旨、報告がありました。
 次に赤池悦子事務局長より、2008年度活動方針案と予算案が提案されました。『条約の基礎講座を採択20周年を見据えて増やしていく』ということと『出前ワークショップを充実させていく』ことが強調され、運営体制として『前年に引き続き、活動を運営委員会全体で担う委員会中心の運営体制を維持すること』『会員拡大や助成金の申請に加え、寄付金や講座やセミナーなどの事業による資金確保に努め安定した財務基盤を目指すこと』などの説明がありました。
 『事業収入が2008年予算と2007年の決算で開きが多いが、参加者を増やす工夫があるのか』という指摘に対して、『参加者を増やすことよりも、来た参加者にきちんとNCRCの意図をお伝えすることを第一に考えていくが、参加者も他のNPOとの連携で増やしていきたい』という説明があり、最終的に活動報告と決算報告と活動方針案と予算案について一括で承認されました。
 最後に、2008年度役員案について、喜多明人代表から提案がありました。事務局体制の充実を図るために菅源太郎運営委員に事務局次長をお願いしたこと。会計監査は引き続き体制を維持すること。新たに運営委員として清水佳子さん、竹内麻子さん、圓谷雪絵さんの3名が就任し、今年は退任の運営委員がなかったと説明がありました。役員案は提案どおり承認され、2008年度定期総会が閉会となりました。

2008年度定期総会決定集

2008年04月12日

●NCRCの活動を応援してください

(1)会員募集中
 条約や子どもをめぐる課題に関心のある方であればどなたでも入会できます。子どもをはじめとする皆さんの入会をお待ちしています。
【会員特典】
・ニュースレター(年4回)の定期送付
・主催イベント参加費割引(子ども・学生会員無料)
・出版物の割引
【申込方法】
 郵便振替口座(00180-2-750150「子どもの権利条約ネットワーク」)に会員区分をご記入のうえ会費をお振込みください。カンパも歓迎します。
【年会費】
・一般会員5,000円 ・学生会員3,000円
・子ども会員1,000円 ・特別維持会員1万円

(2)ボランティア募集中
 NCRCの活動を手伝ってくださるボランティアを募集しています。

(3)講師およびファシリテーター紹介・派遣受付中
 NCRCは条約の精神を広めるため、講師およびファシリテーターを紹介・派遣してい
ます。小学生・中高生・大学生・行政関係者・NPO関係者など、それぞれの対象や地
域の実情に応えています。とくに最近はワークショップなどの参加型企画におけるフ
ァシリテーターとしての要望が増え、好評を博しています。

2008年02月25日

●細則

1999年4月5日制定(2000年5月21日、2001年6月4日、2002年12月10日、2008年2月25日改正)

 子どもの権利条約ネットワーク(以下、NCRCと略す)規約第7条にもとづき、運営委員会で細則を定めます。

第1条(会員資格)
1.入会は年度(4月から翌年3月まで)を単位とします。
2.会費未納の会員には、その年度末までニュースレターを送付して請求をつづけ、それでも会費納入がない場合は退会とします。
第2条(組織)
1.総会
(1)日時、場所、議案は5日前までに会員に通知します。
(2)議事は会員から議長および書記を選出して進行します。
(3)議決権はその年4月1日現在の会員がもちます。
(4)5分の1以上の会員が出席した場合は、すべての議案について修正を含めて決定できます。
(5)5分の1未満の会員が出席した場合は、すべての議案について可否を決定できます。ただし、議案の修正はできません。
2.運営委員会
 代表、副代表、運営委員(事務局長、事務局次長、会計を含む)で構成し、活動や運営の責任を担います。
3.事務局
 事務局長、事務局次長、会計で構成します。
第3条(役職)
1.代表は、活動全般に責任を負い、運営委員会を主宰します。
2.副代表は、代表を補佐し必要に応じて代行します。
3.事務局長は、事務運営に責任を負います。
4.事務局次長は、事務運営を担い、必要に応じて事務局長を補佐代行します。
5.会計は、会計業務を担います。
6.運営委員は、活動や運営の責任を分担するとともに、会員や社会の様々な意見を反映します。
7.監査は、会計を監査します。
8.顧問は、活動全般の相談を受け助言します。
第4条(選出方法)
1.代表、副代表、事務局長、事務局次長は、前年度の代表、副代表、運営委員(事務局長、事務局次長、会計を含む)の立候補にもとづき、運営委員会で案をまとめます。
2.運営委員(事務局長、事務局次長を除く)は、会員の立候補および推薦と本人承諾にもとづき、運営委員会で案をまとめます。
3.監査および顧問は、代表の推薦と本人承諾にもとづき、運営委員会で案をまとめます。
4.運営委員の立候補および推薦は、あらかじめ手続を会員に通知し、立候補および推薦があった場合は運営委員会の検討対象とします。

2002年05月06日

●規約

1991年11月17日制定
(1993年5月5日、1994年5月5日、1996年5月5日、1998年5月10日、1999年3月20日、2000年5月21日、2002年5月6日改正)

第1条 (名称および事務所)
 この組織は子どもの権利条約ネットワークと称し、事務所を東京に置きます。

第2条 (目的)
 ネットワークは、「子どもの権利条約」の資料情報センター、意見交流の場として、「子どもの権利条約」の実施と普及をめざします。

第3条 (会員)
1.ネットワークは、個人の会員によって構成します。
2.会費納入をもって入会とし、会費未納または申し出をもって退会とします。

第4条 (組織)
1.総会、運営委員会、事務局を置きます。
2.代表1名、副代表1名、運営委員若干名(うち事務局長1名、事務局次長若干名、会計若干名)、監査2名を起きます。
3.ネットワーク委員を置くことができます。
4.顧問を置くことができます。

第5条 (財政)
1.財政は、会費、寄付金等でまかなわれます。
2.年会費は、一般会員5,000円、学生会員3,000円、子ども会員(18歳未満)1,000円、特別維持会員1万円とします。

第6条 (規約の改正)
 この規約は、総会で改正することができます。

第7条 (細則)
 ネットワークの組織運営の詳細については、運営委員会で、本規約に則った細則を設けます。

付則 (規約の施行)
 この規約は、2002年5月6日より施行します。

1991年11月17日

●子どもの権利条約ネットワークの呼びかけ

 子どもはおとなに育てられ、教えられ、導かれるだけの受け身の存在ではありません。自分なりの考えをもち、それを口に出し、また行動に移すことができる一個の人格であり、また子どもにはそうする権利があります。
 子どもは社会から切り離された存在でもありません。むしろ、おとなが築いてきた社会の影響をまともに受けるのが子どもです。それなのに、いままで子どもは“子どもだから”という理由で社会に対する発言権を認められてきませんでした。
 「子どもの権利条約」は12条に“意見表明権”をうたい、子どもにもさまざまなことがらについて自由に意見をいう権利があると定めました。その背景には、子どもたちが市民として積極的に社会に参加し、未来の担い手としてこの社会を変えていく力になってほしいとの願いがこめられています。
 そうした観点から、「子どもの権利条約」は子どもを“権利行使の主体”としてとらえ、表現の自由や結社・集会の自由などさまざまな市民的権利も保障しています。
 おとなは、子どもを指導や教育の対象としてのみとらえ、どうやればいまの社会にうまくあてはめることができるかということばかり考えていてはなりません。むしろ、この社会をともに担っていくパートナーとして子どもをとらえ、家庭・学校・地域・国などさまざまな場面で生じている問題の解決の道を探っていく必要があります。
 それとともに、貧困・飢餓・環境破壊といった「静かなる緊急事態」あるいは戦争・紛争などに直面したこの地球を守っていくために、おとなと子どもがともに考え、行動していかなければなりません。自分たちの利益ばかりを考え、あとの問題はだれかにまかせておけばよいという姿勢を問い直さなければならないのです。
 そのためには、子どもとおとながおなじ人間として言葉をかわし、理解を深めていかなければなりません。また、地球規模の問題を解決していくためには、国内外の子どもたちが、国籍・人種・性別といったさまざまな違いを超えて広く交流・連帯していく必要があります。
 子どもの権利条約ネットワークの目的のひとつは、そうした交流の場としての役割を果たしていくことであります。
 また、「子どもの権利条約」を社会に活かしていくために、その趣旨や内容を広くつたえ、「権利条約」に関する資料・文献などの情報をいつでもだれでも利用できるようにしておかなければなりません。子どもの権利条約ネットワークは、「権利条約」に関する資料情報センターとしての役割を担っていきたいと思います。
 このネットワークは、「子どもの権利条約」の実施と普及に関心をもつ一人ひとりの市民が、個人としての立場と考えにもとづいて支えていくものです。子どもをはじめとするみなさんの参加を呼びかけます。

1991年11月17日
子どもの権利条約ネットワーク